
後鼻漏による鼻水と唾で寝られないというのはそれなりに緊急事態と言えます。筆者の経験上、こういう状態で無理やり寝ると窒息する夢を見てもがきながら起きる可能性が高く、体にいいとは言えないからです。
このページは病院が閉まっている夜や会社での勤務中など、すぐには病院に行けない時にどうにかして症状の辛さから逃れる方法を、後鼻漏を患う筆者の経験に基づき書いています。
治療法ではないので、治療について知りたい方は以下のページをみてください。
溢れ出る鼻水と唾から急場をしのぐ方法として行なっている個人的な方法があります。
ストナリニは鼻炎薬ですが、筆者が飲むと涙も唾も出にくくなるレベルです(それでも花粉症は押さえ込めませんが)。
これを利用して、鼻水と同時に唾も止めようというのが趣旨です。
唾を完全に止めることはできませんが、体調や症状によっては多少マシになりました。
薬の効き目は人それぞれですが、アレルギー性鼻炎の方ならいくつかの鼻炎薬を試されていると思うのでその中でも唾液がとまると感じたものを使うとよいでしょう。
もちろん鼻水を止めるためでもあるので、鼻炎薬としての効果も多少は期待できますし。
体が垂直、つまり上体が起きていれば喉に垂れる鼻水の量は増えません。つまり横にならない姿勢で寝れば多少マシになります。
椅子に座っても机に突っ伏して寝る場合は、それ専用の枕などもありますし多少は快適かもしれません。
うつぶせ寝をする場合は流石に布団に顔を押し付けると呼吸できないので、体はうつ伏せで首だけ横になります。ただし呑気症になる可能性がでてくるためなるべく避けた方がよいでしょう。
いずれにしても、これらは体に負荷をかけて関節やら筋肉やらを傷めてしまいます。連日何度も行えるものではありませんから最後の手段の一つという感じで考えた方がよいです。
試行錯誤の末、以下の方法ならある程度顔が下に向く(鼻水が喉にたまりづらい方向を向く)形にできました。
なお、以下は分かりやすくするために、上のイラストのように左手を頭の下に持ってくる前提で書いています。
左手を耳のあたりに差し入れることで、単に横を向くだけよりも顔を下に向けることができます。
顔右部分が布団やベットに接するため、それほど下に敷いた左手もしびれません。
多少コツはいりますし、寝返りで姿勢が崩れれば意味はないのですが、それでも筆者は寝やすくなりました。
一晩明けて病院にいけるのであれば、この際寝ないのも手です。
起きていても唾はでますのでツライことに変わりありませんが、起きていれば唾は吐き出せるのでその分マシでしょう。
睡眠できないレベルの鼻水と唾であれば、起きていてもかなりツライです。
病院で診察を受け、処方薬がでるならそれを飲む。かなりマシになるはずです。
唾と鼻水のツライ1日をしのいだら病院に行きましょう。
どの道そのまま会社や学校に行っても集中力は削ぎ落とされてミスを連発することになります。同僚や級友の前で鼻をすすり唾を飲み込み続けるのは家よりもとてもツライものですから。