ツラろう

後鼻漏に起因するその他症状への対策

後鼻漏による鼻水睡眠に関してはそれぞれ別ページに書いているため、ここではそれ以外の症状や事柄について書きます。

結構汚い話になるのでその点は注意してください。

はじめに

このページは病院が閉まっている夜や会社での勤務中など、すぐには病院に行けない時にどうにかして症状の辛さから逃れる方法を、後鼻漏を患う筆者の経験に基づき書いています。

治療法ではないので、治療について知りたい方は以下のページをみてください。

膨満感(呑気症)

  • ガスピタンなどはあまり効かない
  • オナラやげっぷは我慢しない
  • マウスピースが有効な場合がある(噛み締め呑気症の場合)
  • 習慣を改善する

腸内のガスに作用するガスピタンなどが思い浮かびますが、筆者は多少マシになったかと感じる程度で大して効いた印象はありませんでした。

オナラやげっぷは我慢しないほうがいいです。出してもまたすぐ溜まるので意味がないのですが、出すと少しだけマシにはなるので精神的には雲泥の差だからです。

噛み締め呑気症の場合はマウスピースでの矯正で改善する可能性があるようですから、この場合は耳鼻科でなく歯科に行くべきかもしれません。

喉の奥で空気と一緒に唾や鼻水を飲み込む習慣が問題になるため、こうなる原因であるストレスや症状を改善する必要があります。ただ後鼻漏患者の場合は後鼻漏を直すか軽減するかしかないですね...。

唾の過剰分泌

  • 出来るだけ早く医者に診せる
  • 溜まったら遠慮せずに吐き出す

経験から言いますができるだけ早く医者に診せてください。診察と処方でかなり改善されます。改善速度も驚くほどで、筆者は診察日の夜には唾液が減っていることを確認できました。

病院にまだいけないという場合は、止むを得ないのでこまめの唾を吐き出します。

洗面台やトイレで吐き出すのがいいのですが、実際には5分毎に吐き出さないと唾があふれるような感覚に陥る状態ですので、筆者は以下のようにしています。

  • ビニール袋にテッシュを丸めてある程度詰め、そこに唾を吐き出す

行為も見た目も匂いも気持ち悪いのですが、そうでもしないとトイレや水場で生活しなければならなくなります。それができないなら溢れ出る唾を飲み込み続けるしかありません。

経験しないとわからないのですが、自分の唾に浸かりすぎて舌がふやけた経験を繰り返すぐらいなら吐き出す方がはるかにマシです。

声が出しにくい

鼻水が喉の奥で蓋をしていたり、鼻水で喉を痛めていたりと理由はいくつか考えらえれますが、基本的にはお水やお湯を少し飲んでから話すのがよいです。

一番良いのは鼻水を吐き出すか飲み込むかしてから話すことですが、人前で吐き出すのはまず無理ですし、喉に垂れる鼻水は簡単には飲み込めないしで、とりあえず誤魔化すには何か飲むという感じです。

周囲の不理解

後鼻漏のツラさを周囲に理解されずにツライ場合は、酷ですが理解されることをすっぱり諦めた方がいいです。

理解されない状態で説明を続けても気持ち悪がられるだけですし、理解されたら「この人は鼻水を飲み込んでるんだ」と気持ち悪がられますし、どっちに転んでもいいことはありません。

理解した上で気持ち悪がらない(少なくとも嫌悪感を外に出さない)人が相手ならそもそもこんなことで悩む必要はないはずですし。

周囲の不理解はできるだけ無視して距離を置き、自分の後鼻漏のツラさ軽減に気を回す方が有益です。

後鼻漏は長丁場なので、精神面も自分で労わりつつ乗り切りましょう。

個人的対策法

溢れ出る鼻水と唾から急場をしのぐ方法として行なっている個人的な方法があります。

強い鼻炎薬を飲む

  • ストナリニなどの強い鼻炎薬を飲む

ストナリニは鼻炎薬ですが、筆者が飲むと涙も唾も出にくくなるレベルです(それでも花粉症は押さえ込めませんが)。

これを利用して、鼻水と同時に唾も止めようというのが趣旨です。

唾を完全に止めることはできませんが、体調や症状によっては多少マシになりました。

薬の効き目は人それぞれですが、アレルギー性鼻炎の方ならいくつかの鼻炎薬を試されていると思うのでその中でも唾液がとまると感じたものを使うとよいでしょう。

もちろん鼻水を止めるためでもあるので、鼻炎薬としての効果も多少は期待できますし。

寝る時の姿勢で鼻水と唾を減らす方法

  • 椅子に座って寝る
  • 机に突っ伏して寝る
  • うつ伏せに寝る

体が垂直、つまり上体が起きていれば喉に垂れる鼻水の量は増えません。つまり横にならない姿勢で寝れば多少マシになります。

椅子に座っても机に突っ伏して寝る場合は、それ専用の枕などもありますし多少は快適かもしれません。

うつぶせ寝をする場合は流石に布団に顔を押し付けると呼吸できないので、体はうつ伏せで首だけ横になります。ただし呑気症になる可能性がでてくるためなるべく避けた方がよいでしょう。

いずれにしても、これらは体に負荷をかけて関節やら筋肉やらを傷めてしまいます。連日何度も行えるものではありませんから最後の手段の一つという感じで考えた方がよいです。

寝ない

  • 寝ずに起きている

一晩明けて病院にいけるのであれば、この際寝ないのも手です。

起きていても唾はでますのでツライことに変わりありませんが、起きていれば唾は吐き出せるのでその分マシでしょう。

翌日は医者に行く

睡眠できないレベルの鼻水と唾であれば、起きていてもかなりツライです。

病院で診察を受け、処方薬がでるならそれを飲む。かなりマシになるはずです。

唾と鼻水のツライ1日をしのいだら病院に行きましょう。

どの道そのまま会社や学校に行っても集中力は削ぎ落とされてミスを連発することになります。同僚や級友の前で鼻をすすり唾を飲み込み続けるのは家よりもとてもツライものですから。